ビジネスインクジェットPX-1700Fはオフィスを一変させる?
※二段の大容量前面カセットが重厚な風貌の中で目に付きます。
※本体は意外とコンパクトですが圧倒的にドでかい箱でやってきます。
エプソンのPX-1700Fは、ビジネスに向けに開発されたハイパフォーマンスのA3ノビプリンター・複合機だ。ファックス・スキャナ・コピー・ADFなどあらゆる機能を兼ね備え、用紙サイズも一般のコピー機と同等のA3ノビまで対応する。
もちろんカラー写真やハガキに強いと謳われるモデルと比較すると、そもそものコンセプト・企画が異なるため、その一点においては劣ってしまうものの、このモデルの魅力は、ひと通りインクジェットプリンターに必要だと思われる機能がすべて搭載されている点にある。
まさしくオール・イン・ワンの極みなのだ。
ランニングコスト | A4判一枚につき約2.4円(モノクロ)約7.0円(モノクロ)
※いずれも税別 |
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印刷のスピード | カラー 約8.0ipm / モノクロ 約15ipm |
給紙枚数 | 250×2 (前面カセットが二段) |
自動両面印刷 | 対応 |
インクシステム | 4色顔料インク |
ビジネスモデルに求められる耐久性。6万枚もの印刷に耐えられる。
※エプソン公式HPより
大容量ブラックインク(顔料)を用いれば、さらにランニングコスト(インクのコスパ)が良好になる。
PX-1700Fは家庭用に使える?
家庭用に使うのもありと言えばアリだ。管理人もビジネス用で使っているが、家庭用にも十分いけるとの見解である。
A3はもちろんのことB4もコピーできるので、それらのサイズの書籍・雑誌をよくコピーする機会があるとか、PDFファイルをメールに添付して送ることもあるなど、そういった機会がちょくちょくある方には、何でもできるオールインワン型のプリンターなので、家庭内でも大いに活躍すること間違いなし。
前者の場合、いちいちコンビニにコピーをしに足を運ぶ手間から解放されるし、
後者のPDFなら、本体常備のADFに書類を流し込むだけのワンタッチで作成可能だ。
家庭用としても重宝するのが隠れた機能として、前面の操作パネルにチルト方式採用のため、目線の高さに応じて角度を自由に90度の範囲で変えられるという点だ。
家庭用に用いてもワンランク上の利便性を得ることができるし、
末永く使うことのできるインテリジェントな一台となるだろう。
PX-1700Fの印刷品質は? 実体験のユーザーレポート
前にも述べたように、写真やレーベルプリントには向いていない。
だが、モノクロ印刷は、決してシャープでキレイ!というものではないが、この機種ならではの独特な温かい風合いがあるため、優劣の問題でなく、好みの問題であるとも言える。
ちなみにインクメンテの印刷待ち時間(内部でガラガラやるあの不快な音)もほとんどなくムダな騒音がない。
まとめ
PX-1700Fではニュアンスのあるアナログ的な印刷品質が得られる。
PX-1700Fは個人事業主のコスト削減、仕事の質を向上させる。さらには家庭用としても使え、編集・出版業の方、学校・塾の先生に適合性のあるモデル。
PX-1700F インク対応表 | |
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IC4CL6165 (ICBK61/ICC65/ICM65/ICY65)すべて顔料 | |
A4判一枚につき…約2.4円(モノクロ)・約7.0円(カラー) |
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参考価格…5750円 |
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PX1700Fでもレーザープリンター並みのシャープ印刷をする裏ワザ?
PX1700Fの解像度はそう高くはないため、シャープな印象でなく、良かれ悪しかれアナログ的な昔小学校で配られたザラ半紙のプリントのような雰囲気になる。
個人的には温かみのあるニュアンスが気に入っているのだが、中にはシャープな印刷品質を求める方もおられよう。
で、裏ワザというには大げさかもしれないが、がらっと印刷の雰囲気を変える方法がある。
プリンタードライバの「プロパティ」を操作し、きれいモードで印刷してみたのだが、これが、PX1700Fのものとは思えないほど、シャープな印刷品質を得ることができたのである。
ちなみにキヤノンのインクジェットプリンターには、W黒(ダブクロ)顔料ブラックと染料ブラックの二つの黒インクから、より鮮明な活字印刷ができるシステムが採用されているが、これなら負けず劣らずの印刷品質である。それか、レーザープリンターの印刷結果のようだ。
まとめ
きれいモードでは印刷に少々時間がかかるが、用途に応じてモードを使い分けてみてはいかがだろうか。
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